季節的な要因により、排水中の有機窒素の値が急激に増える場合があります。こうした場合、硝化の効率を上げることをすれば事態は改善できるのではと思われていると思います。確かにその通りです。
しかし、硝化細菌のニトロソモナスなどを入れるだけですと思ったように改善は進みません。理由として考えられるのが、今までのバイオマスが急激に増えた有機体の窒素に対応できず思ったように分解ができないということ、さらに有機体の窒素が多く、残留する排水中では硝化が起き難くなることがあります。有機体の窒素は硝化の抑制要因です。
そうした場合の、改善のその一は、有機体の窒素化合物を分解を促進するための微生物を追加投与してバイオマスのパワーアップをすることです。これにより排水中の有機体の窒素の量が低下します。
有機体の窒素の分解が進みますとアンモニア態窒素の量が増えます。アンモニアを亜硝酸にする硝化細菌のニトロソモナスを追加投与するのが、改善のその2となります。硝化細菌の増殖のスピードは遅いので、窒素の化合物の負荷が増えることが予想される場合は、追加投入を特にしていただくようにお願いします。
排水中の急激な有機体の窒素の負荷の上昇、例えば倍増する場合などにお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤のご使用を検討されませんか。有機体の窒素や多くの難分解性の物質の分解に能力のある微生物剤BFL5400GCを投入後に硝化細菌のニトロソモナスを含むBFL5800NTを入れると効果的です。皆様のお問い合わせ、心よりお待ちしております。