灯油を地面にこぼしてしまったら、できるだけ早急に地表面に出ている油を吸着材や吸油性ポリマーで吸収して回収してください。回収できなかった分が地面に浸透すると思いますが、どれくらいの量が地面に行ったのか、深さはどの辺まで行っているのか調べてください。
土中にある灯油の量と浸透している深さがが分かれば、対応を決めることができます。油のこぼれた土壌は灯油が炭化水素の化合物ですので有機物の量が異様に多い土になっています。微生物が動くためには、強大な有機物を分解するための栄養源の窒素やリンが必要です。尿素や第二リン酸ナトリウムなどのケミカルを使用して栄養分を補い、土地を耕起し、微生物剤を散布します。注意することは微生物が活動するためには適度な水分を補給することが必要で、時々の散水と耕すことが浅い浸透の場合は肝要です。水分がないと微生物は活動できませんが、多すぎても酸欠の状態になることがあります。
場合によっては土中に酸素を供給するタイプのケミカルの投入も考えた方がいい場合もあります。
水処理のケースと異なり、土中の油の分解は想像しているより時間がかかりますので、長期戦になることは最初に覚悟をしておいた方がいいです。
もっと深く浸透している場合は別の方法を取ることになりそうです。
灯油を地面にこぼした場合、使用する微生物剤はBFL6000HCです。油による土壌汚染にお悩みの皆様、この機会に弊社の微生物剤をご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。