ピーナッツ、落花生の殻(カラ)の土壌改良剤としての再利用法

微生物剤を使用して土壌を改良する場合、問題になるのは水分です。微生物は適切な水分量がないと活動ができません。この用途で非常に有効に活用ができるのがピーナッツ(落花生)の殻です。ただし、殻のサイズが1mm以下ですと微生物には使用がしにくく、2-3mmはあった方がいいです。

ご参考のための数値ですが米国のピーナッツの殻の製品を売っているサイトによりますと、落花生の殻の吸水率は自重の168-169%あります。さらに殻の6-8%はタンパク質で、分解すれば窒素分として微生物の栄養源になります。

(1)土壌の乾燥の防止に

殻の吸水率の高さから土中の水分保持に使用ができます。油で汚染されたような土壌の場合、微生物を動かすために頻繁な散水が行われます。殻が水分を保持していれば乾燥を防ぐことができて微生物の増殖に良い環境が作られます。

油の汚染の場合は、有機物として計算されます油の量が多いのに対してそれに見合った窒素とリンの栄養分がないので化学肥料のような尿素などを加える必要がでています。リンの場合も同様です。

(2)土壌の通気性の確保

2-3mmの殻が土中に存在するということは、その分、隙間ができて空気が入り込み土中の微生物が油などの有機物を分解するのを促進できます。汚染の場所が浅い場合などは特に有効だと思います。

土中の油の汚染を改善するには弊社の微生物剤BFL6000HCが有効です。ご検討いただければ幸いです。さらに皆様の用途にお応えできる微生物剤は各種あります

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