弊社の場合、多くの土壌改良資材が液体です。水で希釈して散布して、その後またスプリンクラーなどで散水をするケースがあります。水量はあるのですがスプリンクラーの散水ですと時間が短く、どうしても浸透というよりも流れてしまうケースがあるようです。ある現場の方の話ですと半分近く流れて排水されてしまうのではということでした。さらに、スプリンクラーなどの散水ですと、どうしても行きとどかない場所も出てきます。
これに対して雨の場合、人工的に散水するのと比較にならないくらいの水量が、同じように散布した場所に降ってくるので、横に土壌改良剤が流れてしまうのではなく、着実に土の中に浸透していくようです。これは普通の雨のケースで、集中豪雨のようなケースでは想定した効果と違っている場合もあるかと思います。
弊社の場合、特に塩害改良剤などのケースで、できるだけ雨の降る前に散布をしてくださいとお願いしているのはそのためです。自然の力には敵わないものですね。