米国エネルギー省のマウンド施設の複数の場所で吸水性樹脂ウオーターワークスが固化した各施設の水溶性の放射性廃棄物の概要その1

20世紀の末期に米国エネルギー省のマウンド施設の複数の場所で放射性物質を含む排水を固化して長期保存が可能な吸水性樹脂ウオーターワークスの様々な実験がされています。ウオーターワークスはトリチウムを含む放射性物質を含む排水を固めることができます。単に固めるだけでなく長期間安定的に保管ができます。

使用された3か所の施設中、今回はAEMP施設のAshtabula Environmental Project(アシュタブラ環境マネージメントプロジェクト)の概要を書きます。

AEMPではおよそ30年ほどの間エネルギー省が核兵器を製造するための金属のウラニウムを加工していました。施設の浄化の際に新たな異なった放射性物質に汚染された排水が出て来て処理する必要がありました。

その中にはサニタリースラッジと記載のあるもの、PCBで汚染された泥、排水溝の残さ、汚染土壌の処理工場の残さなどがありました。それまでの汚染物質の処理方法は現場で処理するか外部に運び出してドラム式の乾燥機の熱処理かガラス化までいろいろとありました。いくつかのケースでは既存の処理方法が想定するコストとスケジュールに合わないものもありました。

放射性物質を含む排水を吸収して固化できる全米の原子力発電所や原子力関連施設で使用されている吸水性樹脂はウオーターワークスSP-400です。

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