ゴルフ場での芝の土中より嫌気性微生物が増殖して嫌気臭が出るような場合があります。その背景を考察してみました。
好気性微生物が呼吸すると二酸化炭素が土中で蓄積し始め、植物にとり栄養分や水分の吸収をするために健全な土壌に必要な利用できる酸素の量が十分でなくなる場合が出てきます。さらに排水の悪い土壌の場合、土中の水分はバリアーのように機能して外気中の酸素が土中の様々な大小の隙間を通じて入ってくるのを妨げます。一度この状態が出来上がりますと土中の微生物の世界の主導権は嫌気性微生物に移り多くの問題を引き起こします。
例えば病害であったり、金属成分の晶出(ブラックレイヤー)や有毒なガスの硫化水素の発生などがあります。
弊社の造園緑化関連の製品のページには様々な、こうした状況を改善するための資材があります。