お客様の工場の生物処理槽を観ると、小麦粉やデンプンが底に溜まっていることがあります。油脂を含む排水と合体したケースによく起きています。
油脂とデンプン、小麦粉は個々に分解するのは比較的容易なことですが、合体すると面倒なことが起きます。油脂は表面近くに行きますが、デンプンや小麦粉は底の部分に沈み層のような状況を形成します。油脂を分解する微生物の移動がこの層によりブロックされ油脂が分解できなくなります。
油脂とデンプンが合体すると粘性のある固まりのようなものができて、微生物群が分解するために必要な水に溶けた状態を作ることができなくなります。
弊社の提案は、油脂を分解する微生物剤とデンプンを分解する微生物剤を同じ比率で投入して双方を効率良く分解することです。
植物性油脂の場合は微生物剤BFL5050VFを使用し、デンプンの分解には微生物剤BFL5200VPを使用します。