土壌汚染の際の修復のケースですが、ベンゼンを含む地下水が出てきた場合はベンゼンを分解できる微生物を使用して地下水の浄化をすることは可能です。問題は、微生物剤というのは増殖して分解を進める環境を作る必要があるので、地下水をくみ上げて地上部分に作った排水処理施設で微生物剤を使用してベンゼンを分解して、浄化したものをまた地下に戻すということが必要になるかと思います。
土中に含まれるベンゼンがどれくらいの量なのかにもよりますが、短期間で処理をしてOKを出すのは難しいと考えます。かなりの長期になるのではと思います。しかしながら土中のベンゼンというのも無限ではありませんので時間の経過とともに改善の効果は出てくるのではないかと思います。ベンゼンを含む排水に微生物に必要な窒素、リンの栄養分を加え、場合によってpHの調整をして曝気して好気性の処理をします。
ベンゼンはさらに揮発するという問題がありますので、気体として出てくるものに対しては、空気を浄化するバイオロジカルスクラバーのようなものがありますが、その中で微生物を増殖させて、ミスト化した中をガスを通して微生物を含む水と接触させて分解を行うというのも可能です。ガスに関してはVOCを処理するのと同じような設備で可能ではないかと考えます。弊社の微生物剤は液体の状態、ガスの状態の両方で改善に使用が可能です。
土着の微生物にベンゼンを分解するタイプがない場合は、弊社の微生物剤のBFL5900PHをお奨め致します。すべて天然由来の微生物で、一切の遺伝子操作はなく、EU(欧州連合)やWHO(世界保健機構)の微生物のガイドラインの中のグループ1に属する安全、無害な微生物で作られてますので安心してご使用になれます。地下水のベンゼンでお悩みの皆様、この機会にベンゼンを生物処理で分解していくのなら弊社の微生物剤を検討してみませんか?お問合せ心よりお待ちしております。