バイオレメディエーションのメリットとディメリットは何ですかという質問は良く受けます。仕事柄、両方、多くのことを挙げることができますが、自分で一番感じていることをまずはメリットから書きます。
(1)微生物は増殖します、要するに子供を産みます。子孫を残すか、残さないかが生物でないケミカルや生物でないバイオケミカルとの決定的な違いです。バイオケミカルの酵素は増殖して子孫を残すことはありません。ケミカルとバイオケミカルは効果を出そうとするとずっと投入をし続けないといけません。
(2)微生物は様々な酵素を作る、酵素の工場ですが現場の状況をみて、対象となるものの分解のための酵素を作る放出します。必要なものを全部自分で作ることができますが、酵素は必要なものを全部入れないといけません。
(3)微生物の作るバイオマスが安定すると、処理が安定します。好気性の処理の場合、pHと栄養分が安定していれば、ばっ気が順調であれば処理も順調なケースが多いです。
こなると処理は非常に経済的にできます。
ディメリットは、いくつかあります。
(1)取り扱う方に生物処理の一定の知識は必要になります。やみくもに微生物剤を投入しても動かないことが多いです。
(2)微生物は生き物ですから、生きていくための条件、溶存酸素、pH、栄養のバランスなどを整える必要があります。そのために日々点検は必要です。ペットと同じように手をかける必要があります。
(3)即効性に欠けるところがあります、特に微生物のバイオマスが安定してくるまでにはしばらく時間がかかります。
(4)分解の対象物は基本的に有機物であり、無機物の分解はできません。
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