排水処理の中で生物処理に微生物剤を投入する場合は事前に効果の判定をするテストをする必要があります。弊社はまず10-20Lの水槽に排水を入れて、pH、窒素やリンの栄養のバランスを調整した上で曝気して試験をする提案をしますが、よくお客様からその前に実験室のフラスコなどを使った試験で効果があるかないかの大まかな判定はできないだろうかというお問い合わせを受けます。
やり方はあります。まず水槽のケースと同様に排水を分析していただき、pH,BOD,COD,全窒素、全リンなどの数値を出します。その上でpHの調整、BODやCODに対する栄養分のバランスを調整します。
皆様が考えておられるのは、どのように微生物を入れるのかだと思います。500-1000mlのフラスコを使う場合、10gの微生物剤を100mlの精製水に入れて2分間、よく振り、その後30分間放置します。その放置した液の1mlの各上澄みを各フラスコに入れます。そして震盪培養などお客様がお持ちの方法で進めていただくことになります。好気性の処理をする微生物が多いので溶存酸素が1mg以上は確保できる方法である必要はあります。
計測の項目はTOCで効果があるかないかはわかると思いますが、次の段階でCODは測る必要があるのでCODも計測した方がいいと思うのですが、この場合クロムを使うCODcrを使った方が効果の判定はしやすいと考えています。
弊社の微生物剤は様々な種類があります。この機会にご検討いただければ幸いに存じます。皆様のお問合せ心よりお待ちしております。