排水処理の中で脱窒が可能かどうか判定をする試験(テスト)について

脱窒は要するに窒素の自然の中の循環の中で排水中から窒素ガスの形で窒素を放出することですが、放出するためには排水中の窒素成分が硝酸態窒素になっている必要があります。そのためには処理の上で硝化が前段階で 適切に行われていることが必要です。

脱窒を行うためには嫌気状態あるいは水中の酸素が希薄である必要があります。脱窒を行うようなケースでは既に排水中の有機物が十分にないケースが多いのでメタノールやショ糖などを炭素源として入れます。産業用の排水処理の場合はメタノールの使用が多いですが、排水のリサイクルその他を検討する場合はショ糖の方が適している場合もあります。

もし10リットル程度の排水を使って脱窒の試験をする場合は、容器は深いものが良く、そして窒素ガスを逃がす排気をさせる部分も必要になります。理想的には10リットル程度の大きめのボトルをマグネティックスターラ―のようにゆっくりとしたスピードでかき混ぜて、少し開けた蓋のような部分から窒素ガスを排気させてはどうでしょうか?速いスピードでかき混ぜると酸素が発生する可能性があります。

メタノールあるいはショ糖を投入後、微生物剤を入れて、その後はCODと硝酸態窒素の数値をチェックしてみてください。CODと硝酸態窒素の数値の低下がなくなったら、炭素源を加えて、そして再び、これらの数値をチェックしてみてください。

弊社の微生物剤の大半には脱窒ができる機能があります。お奨めの微生物剤は産業用排水で炭素源にメタノールを使用する場合は、BFL5400GC、炭素源としてショ糖を使用する場合はBFL5200VPです。

脱窒用の微生物剤をお探しの皆様、この機会に是非、弊社の微生物剤をご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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