休み明けの排水処理施設の硝化細菌の動きについて

正月休み、ゴールデンウイーク、お盆休みと長い休みが継続する場合、排水処理の施設の操業が止まることはありませんが、新規の流入水が入って来なくなります。既存の従属栄養の微生物のバイオマスはこの間に利用可能な有機物の分解を進めますが、問題は休み明けになります。人間の休み明けのような、今一つ調子の出ない状態になることがあります。有機物を分解する従属栄養の微生物に関しては休み明けには、しばらく無かった有機物の負荷が来ますので適合までには時間が必要です。硝化細菌が適切に動くためには、様々な有機態の窒素を分解を進める必要があります。

休みの間はばっ気槽の水温は少し低下する可能性がありますが槽内の硝化細菌が新たな排水が入ってくる前に準備を整える良い機会になると考えております。新たな有機物がばっ気槽に流入してくる間に硝化細菌は可能な限り増殖してアンモニア窒素から硝酸態窒素までの硝化を進めることができます。 休みの前にアンモニア態の窒素の計測をされていると思います。休み明けにはまずアンモニア窒素をはじめとする各項目を計測して比較をしてみてください。これで休み明けも硝化細菌が適切に動いているかどうか確認ができます。

弊社の取り扱う硝化細菌のニトロソモナスを含む微生物製剤はBFL5800NTです。さらに硝化を進める前に硝化の抑制要因となる難分解性の有機物を分解する微生物剤がBFL5400GCです。

硝化細菌とその活動の前提となる難分解性の物質の分解を検討されている皆様、この機会に弊社の製品をご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。

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