排水処理を行っている中で状況が動くときは外観も数値も大きな変化が出てきます。最初に既存のばっ気槽に微生物剤を入れたケースでは入れた直後の15分とか1時間では数値の上で大きな変化が出ることは少ないです。
微生物のライフサイクルの中の4つに分かれた中の最初の導入期というところにありますので微生物は何をなすべきかを考えて準備する段階です。それでも外観は今までと変わるところがあります。まず槽内の泡の状態が活発になってきます。これは、微生物がバイオサーファクタントという微生物が作る界面活性剤を放出することによるものだと思います。軽くてふわふわとした感じの泡です。BODやCODの数値が比較的低い場合はすぐに出てきますが、高い場合は時間がかかることがあります。
泡に加えて、臭いの感じも変わってきます。そうしたものを含めた肉眼で捉えることのできる外観が変わります。
微生物の出す泡の状態は、流入する排水のタイプが変わると変化をします。一日で何度も排水が変わる場合は、その都度変化が出ます。pHの計測と数値的にも順調に行っているときの外観をよく記憶して日常、現場の保守管理をしていただくと効率が良くなります。いろいろな変化はまずpHに出てきますので、一日に何度かpHを計測し記録していただくようにお願いします。
弊社には様々の微生物剤が用途ごとにあります。微生物剤の使用を排水処理施設の中で考えておられる皆様、この機会に是非、弊社の微生物剤をご検討ください。お問い合わせ心よりお待ちしております。