ばっ気槽からの嫌気臭対策

皆様から時々いただくお問い合わせの中にばっ気槽(生物処理槽)から嫌気臭が若干するというものがあります。溶存酸素が計測して適正でシステムも順調に動いているケースで考えられることとして、広い槽の中で一部、ばっ気の死角になっているような部分があり、その部分に十分な溶存酸素がなくて嫌気になっている可能性があります。

ばっ気の仕方をいろいろと試していただいて改善を考えていただくのが一番ですが、それでも思うような改善をしない場合ですが、一つの提案ですがpHの数値が適正であることを確認しながら硝酸ナトリウムのようなケミカルを投入して、その中のNO3からO2を取って呼吸ができる硝酸呼吸をして改善が可能な場合があります。

施設が稼動しているときに何らかの理由で停電して、早期に送電が再開されない場合で溶存酸素が欠乏した状態になった場合も、この方法は使用可能です。

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