アンモニアの数値が高い水族館の水槽を従属栄養的硝化で改善する

アンモニアは魚貝類に対する毒性が強く蓄積して濃度が上がってきますと脅威になります。こうした場合、教科書の考えを取れば硝化細菌の投入ということになりますが、硝化細菌のバイオマスが事実上ゼロの状態ですと水族館の水槽の中で硝化細菌を新たに立ち上げるのは非常に難しいです。

産業排水の経験ですとアンモニアを亜硝酸にする硝化細菌のニトロソモナスが動き始めるにはアンモニア態窒素の量は5ppm程度は必要です。水槽内がこのレベルですと魚の生息が難しくなります。さらに、もし硝化細菌が動く場合でも増殖のスピードは有機物を分解する従属栄養細菌と比較すると非常に遅いですので状態の変化が数日でなく数週間の単位になる可能性があります。

短時間で効率よくアンモニアの濃度を下げる場合は、有機物を分解するタイプの従属栄養微生物を投入して水中の有機物を分解しながら、その際の栄養分としてアンモニアを消費するやり方をお奨めします。水質の浄化をしながらアンモニア濃度を低下させる、一石二鳥のやり方です。

従属栄養微生物は窒素やリンのような要素を栄養分として消費しながら、水中の汚れの原因でもある有機物を分解して、そこから活動のためのエネルギーを得ます。微生物は栄養分の窒素を取り込む場合にアンモニア態窒素との相性がよく好んで取り込みます。

弊社の微生物剤で水族館で使用できる微生物剤としてお奨めはBFLアクアクリーンLです。水槽内の高いアンモニア濃度でお悩みの皆様、この機会に是非BFLアクアクリーンLをご検討ください。お問い合わせ、心よりお待ちしております。

カテゴリー: 水処理 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です