灯油を含む石油類の排水を分解できる菌を含む微生物剤のBFL5500HC

灯油の処理というと、灯油そのものが容器に入って未使用のような状態であればリサイクルという形が一般的かと思いますが、これが地面に浸みこんだり、排水処理の中に常時入り込むような状況であれば別の方法を考えるべきです。

弊社が提案させていただくのは灯油を含め、重油、軽油、ガソリン、鉱物油、機械油、潤滑油などの石油類を含む排水の分解が可能な微生物剤のBFL5500HCです。よく世間では石油を食べる菌などと言いますが、微生物が水に溶けてもいない油を食べることはありません。順番としては、バイオサーファクタントという油を乳化する微生物が作る界面活性剤の放出があります。弊社の微生物剤は様々なバイオサーファクタントを作るのが可能です。その後は様々な酵素が微生物から放出され分子量をどんどん小さくしていきます。最終的に、微生物の代謝の経路に入り最後は二酸化炭素と水となり、生物の活動のエネルギーとしてのATPを得ます。皆さん、高校の生物で習ったことを思い出されたかもしれません。

こう書いてしまうと簡単なように見えますが、実際は複雑な経路をたどって分解は進みますが、驚くような短時間でこれを行うのが微生物です。人間同様に動くためには栄養が必要です。新たに細胞も作らないといけないし、バイオサーファクタントの製造、酵素の製造もそのための材料となる栄養分である窒素やリンが必要になります。水と灯油などの油の中に微生物剤を入れるだけでは分解は全くと言っていいほどありません。

正しく分解して河川に放流したりするためには適正な処理が必要で、どれくらいの油が水中にあるのか、あるいは土中にあるのかを出すことが必要で、それに見合った窒素とリンの栄養分を加えることをします。排水はCODやBODの他に全窒素や全リンなどの数値、さらにTPH(石油系の炭化水素量)も計測してください。

弊社の微生物剤は欧州製で、欧州では1970年代から微生物剤を使った環境修復の仕事が今に至るまで継続されてきています。微生物剤で大事なことは多くの経験と実践があり安定したものであることです。弊社の取り扱う微生物剤は既に国内でも大手の企業にご採用いただいておりますし、海外はさらに超大手の企業が実際に使用しているものです。安心してご使用になれます。現在のBFL5500HCも既に20年以上使われている配合を使っています。

排水の場合は、十分な溶存酸素を必要としますので適正なばっ気装置が必要ですし、微生物が適正に機能するためのpHの範囲がありますので、調整するための水酸化ナトリウムや希硫酸も必要です。

皆様の現在の施設で処理が可能か、何が具体的に必要かはご一報いただければ、返信させていただきます。この機会にご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

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