硝化を行う場合に排水中のpHとアルカリ度を同時に改善するために炭酸カリウムを使用する

アルカリ度とは水中に含まれる炭酸水素塩、炭酸塩または水酸化物などのアルカリ分の量をこれに対応する炭酸カルシウム(CaCO3)の濃度で表したもので、排水の酸を中和する能力の指標となります。JIS(日本工業規格)の中にも規定があります。

排水中の硝化を行っているケースではアンモニアの酸化と重炭酸塩の除去によりアルカリ度は低下をします。流入水にはアルカリ度の改善を期待することはできず、そのままだとpHは低下をしていきます。

アルカリ度は重炭酸塩が新たに供給されない場合は、硝化の出来を左右する重要な要因となります。1mgの窒素の酸化のためには7.14mgのアルカリ度が必要であると言われています。

pHを調整して同時に低下したアルカリ度も同時に改善するケミカルとしてお奨めなのが炭酸カリウムです。強いアルカリ性を持つケミカルですが2つの目的を1つのケミカルで達成することが可能です。皆様、ご検討いただければ幸いに存じます。

弊社のアンモニアを酸化する硝化細菌のニトロソモナスを製品化した微生物剤にBFL5800NTがあります。皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。

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