排水処理の場合、水に不溶なものを水に溶かすために曝気槽の中の微生物は自らが作る界面活性剤のバイオサーファクタントを放出します。微生物は水に溶けたものを分解します。バイオサーファクタントの種類はかなりあります。
曝気槽内で微生物の分解対象である有機物が増えれば増えるほど分解するためにバイオサーファクタントが微生物により作られて放出されて、バイオサーファクタント由来の泡は増えます。負荷が高まると一時的には相当量の油が爆発的に出ることもあります。
その場合は通常以上に酸素を消費しますので溶存酸素は急落します。負荷が問題のないレベルに短時間でなるならば影響は数日間以内に収まります。泡をコントロールする消泡剤以外の対策は溶存酸素の量をコントロールして下げることにより改善が可能です。下げるといっても1.5mg以上は確保する必要があります。
泡に関する様々なお問い合わせ、ご質問お待ちしております。皆様のお役に少しでも立てれば幸いです。よろしくお願いします。
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