最近の質問で「微生物による排水の生物処理を行っているときに何か危険なガスは出ますか?」という質問が来ました。
微生物を使用条件である好気性の条件下で有機物を分解する場合は最終的に出てくるのは二酸化炭素と水になりますので、その意味では適正な条件が維持されているのならば危険なガスは出ないと言えます。
極端な酸性になり好気性の微生物の活動が停止して嫌気性のものの活動が始まったり、施設の中の一部の嫌気状態になっている部分からは嫌な臭いが出ることはありますが、こうしたことは日常の中で改善ができます。
問題は微生物の活動を通じて出てくる微生物臭という有機物臭です。例えて言いますと、雑巾の臭いでしょうか。微生物が健全に動いている証拠で施設を動かしている当事者としては喜ばしいものですが、周囲の方々がそう思っているとは限りません。周囲に住んでいる人がいる場合は、その傾向は強くなります。
微生物臭の改善方法ですが、他の消臭用に使う微生物剤を使って、微生物を使って微生物の臭いを消すということが一番効率が良いと思います。家庭用品を使って家庭で行う消臭対策とは違ったことをするのが肝要です。弊社の取り扱う微生物剤の例は弊社のホームページにあります。
弊社は皆様に様々な改善方法のご提案ができます。ご検討をよろしくお願い致します。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。