弊社の微生物剤の中には動物性油脂を含む排水を分解するBFL5000FGと植物性油脂を分解するBFL5050VFがあります。ともに脂肪を分解する酵素のリパーゼをよく生産します。
動物性油脂の分解に優れたBFL5000FGの特徴は動物性油脂には固まりやすく乳化するのに時間がかかるケースがありますが、その際にそれに適したバイオサーファクタントを放出して効率良く乳化ができる微生物を含んでいます。バイオサーファクタントは微生物が作る天然の界面活性剤で優れた乳化の力があります。
これに対してBFL5050VFが対象とする植物性油脂は固まりにくく分解がしやすいです。植物性油脂は不飽和脂肪酸を多く含み分解の経路が多少、動物性油脂と異なります。
それぞれを逆に使用した場合、分解はしますが、分解に要する時間が余分にかかります。