様々なケミカルが気体として放出されたものを回収して生物的に分解するバイオスクラバーあるいはバイオロジカルスクラバーと呼ばれるものがあります。生物的に分解するのは微生物がバイオサーファクタントを出して水に不溶なものも溶かしてから放出する酵素により例えばトルエンやキシレンなども含めて分解処理ができます。
様々なスクラバーを観て、その中で使用する媒体には国柄も出て面白いものがあります。日本のものには日本の特色があります。一番今までみて面白いと思ったものは欧州の天然素材ベースのもので、貝殻をベースにしたもの、ピートモスをベースにした媒体がありました。ガスの種類により使用する貝殻のタイプが違うところが興味深いです。
使う微生物剤ですが、いわゆるVOC(揮発性有機化合物)の場合は弊社の場合、BFL5900PHになります。その他の多くの溶剤をベースにしたものは、多くの場合、化学工業向けに汎用性の高い微生物剤のBFL5400GCで対応が可能です。