大量の油がしみ込んだ土中から油を井戸で回収した後に土の隙間に残留する油をどのように除去するか?

油の土壌汚染の場合、大量に流出したものが土に浸みこんだ場合、油を大量に含む水が井戸を掘って回収できるうちは回収を進めてください。出血が続いているのとほぼ同じような状態ですから、まず土中に遊離している油を回収しなければなりません。

油の回収のためには何本か井戸を複数、掘り、油を含んだ地下水を回収して油分を除去して水を地下に返すことを繰り返します。ある程度、それを繰り返しますとそれ以上に油が出てこなくなります。

その状態であっても油の種類によっては結構な量の油が土中の中に残留しています。その状態で、油を分解する微生物剤を入れますと、まず油の量が多いということで時間がかかるということ、油が残っていることによる、水分の広がりが妨げられる、同じく微生物に必要な栄養分の拡散が妨げられます。さらに土中の酸素量も低下してきます。そうなると結果的に微生物の油を分解する効率が落ちます。さあ、皆様、どうしますか?

弊社の提案は微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)のラムノリピッドを使用した土壌の洗浄です。ラムノリピッドは微生物が作り出す天然の界面活性剤で油を乳化しする力が強く、さらに良いことは土中でバイオサーファクタントは自然に分解していくことです。時間は6-8週間で大体分解がされます。バイオサーファクタントを使用する前提は井戸から油を含んだ水を回収して分離した水を、別の井戸から再び土中に戻す循環が確立している場合です。弊社の製品名はBFLバイオサーファクタントです。

井戸からバイオサーファクタントを注入すると乳化した排水が出てきますが、これは乳化の状態を元に戻すか、油分を吸収材などで除去して残った水分を土中に戻すことができます。バイオサーファクタントの使用で土の隙間に残留する油が洗い出されることになります。油がパージされます。これによりその後の微生物を使用した土壌の浄化の効率が上がります。

油の土壌汚染でお悩みの皆様、この機会にバイオサーファクタントを使った土壌洗浄を検討してみませんか?お問い合わせ心よりお待ちしております。

 

 

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