MBR(膜分離活性汚泥法)の膜への金属成分の付着を金属イオンと結合しやすい微生物界面活性剤(バイオサーファクタント)を使い洗浄する

MBRの膜には有機物以外では排水中の成分のカルシウム、アルミニウム、鉄などの金属由来の無機物の付着により吸引圧力が上昇して機能が低下することがあります。今までは金属のような無機物の付着に対してはクエン酸、塩酸などの酸を使用して洗浄をしています。

弊社の提案は物性として金属イオンと非常に結合しやすいバイオサーファクタント(微生物界面活性剤)のラムノリピッドを使用して洗浄することで、弊社の製品ではBFLバイオサーファクタントになります。高い金属との結合の物性により洗浄の効果は上がりますし、微生物自身が作り出す界面活性剤なので高い生分解性もあり、その後の排水処理にも負担をかけませんし、膜に対してもやさしいのがラムノリピッドです。

ラムノリピッドの金属イオンとの結合のし易さは以下のような順番で、左が結合がよりしやすいものです。

アルミニウム>銅>鉛>カドミウム>亜鉛>鉄>水銀>カルシウム>コバルト>ニッケル>マンガン>マグネシウム>カリウム

MBRの膜の金属成分のような無機物の洗浄にお悩みの皆様、この機会にBFLバイオサーファクタントをご検討ください。皆様のお問い合わせ心よりお待ちしております。

 

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