農業用保水剤として吸水性ポリマー(吸水性樹脂)を使う場合、以下の点を検討する必要があります。短時間に高い吸水倍率で水を吸うことができるのは一般的には素晴らしいことですが、植物に使う場合は別のことも考える必要があります。
(1)植物用の場合は一度の使い捨てでなく継続して使い、水を吸ったり、出したりの繰り返しができないといけないです。そうでないと植物は必要なときに必要な分の水分を吸い上げることができません。樹脂の中に水分があっても外に出さない、根が吸い上げることができない場合は、使えません。
(2)土の中では比較的、長期間、樹脂は安定して機能する必要があります。分解して植物に有毒なガスなどを出すことは好ましくありません。
(3)樹脂自体には根との親和性があった方がいいです。そうなると根は樹脂から直接水を吸い上げることができます。確かめることは比較的容易で、ヒヤシンスなどの水栽培で球根を取り上げて根の部分を水洗いしますと親和性のないものは簡単に落ちますが、そうでないものは簡単に落ちません。根にくっついています。
(4)屋外でも、屋内でも肥料や農薬が使われることがあります。土中に様々なケミカルが入ってきますので、それに耐えて機能が損なわれないことが必要です。
弊社の場合の農園芸専用の吸水性樹脂で保水剤のウオーターワークスは最初から植物のことのみを考えて作られたものです。皆様、ご検討を宜しくお願い致します。お問い合わせ心よりお待ちしております。